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あなたの面影
第14章 エピローグ
ブラコン気味な怜香ちゃんは聡志さんの中にお兄ちゃんの面影を感じたのかもしれない。
そう思えば何となく当然のなり行きにさえ思えてくる。
聡志さんの写真を見て、「お兄ちゃんに似てるけどショボい感じ」と暴言を吐いたことをからかうのは次の機会まで取っておこうと、私はほくそ笑んでいた。
台湾行きの飛行機の搭乗手続きのアナウンスが聞こえ、私はゲートへ向かう。
二人の恋の始まりはまだ一仁さんに教えていない。
今回の報告の目玉にするつもりだ。
驚くであろう一仁さんの顔を思い浮かべて、私も笑みがこぼれる。
台湾に行った一仁さんは今まで以上に生き生きとしている。
仕事の話をあまりしなかった一仁さんとは思えないほど、たくさんのことを話してくれる。
そう思えば何となく当然のなり行きにさえ思えてくる。
聡志さんの写真を見て、「お兄ちゃんに似てるけどショボい感じ」と暴言を吐いたことをからかうのは次の機会まで取っておこうと、私はほくそ笑んでいた。
台湾行きの飛行機の搭乗手続きのアナウンスが聞こえ、私はゲートへ向かう。
二人の恋の始まりはまだ一仁さんに教えていない。
今回の報告の目玉にするつもりだ。
驚くであろう一仁さんの顔を思い浮かべて、私も笑みがこぼれる。
台湾に行った一仁さんは今まで以上に生き生きとしている。
仕事の話をあまりしなかった一仁さんとは思えないほど、たくさんのことを話してくれる。