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あなたの面影
第4章 罪悪感と猜疑心
突然やって来て、無理矢理キスをして……

聡志に似てるから身体を許してしまった自分ももちろん悪い。

けれど私の生き方にまでとやかく指示される覚えはないっ……

訳知り顔で何もわかっていないっ!!

腹が立ち、スマホをベッドへと叩きつけた。
固い壁に叩きつけられないのはしょせん私が常識に囚われ過ぎてる証拠だ。
そんな自分も嫌になる。

それに名執さんが私を心配して言ってくれてることくらい分かっていた。
私の空白の三年など、彼が知らないのは当たり前だ。
それでも後ろ向きな生き方しか出来ない私を励ましてくれている。
それくらい、分かっているくせに……

私は本当に可愛くない。

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