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あなたの面影
第5章 願望
名執さんと女の子を迷子センターに連れていく。
女の子はまだ幼く、自分の名前も「りっちゃん」としか言えなかった。
服装と『りっちゃん』という内容で場内にアナウンスが流される。
「大丈夫。お母さん、すぐ来てくれるよ」
「……うんっ」
名執さんは見かけによらず子供の扱いがうまかった。
泣いていた女の子はまだ不安そうではあるが泣き止んでいた。
私も女の子の気を紛らせるため、鞄についていた人形であやしたりもしたが、悔しいことに女の子はどちらかと言えば名執さんになついている。
女の子はまだ幼く、自分の名前も「りっちゃん」としか言えなかった。
服装と『りっちゃん』という内容で場内にアナウンスが流される。
「大丈夫。お母さん、すぐ来てくれるよ」
「……うんっ」
名執さんは見かけによらず子供の扱いがうまかった。
泣いていた女の子はまだ不安そうではあるが泣き止んでいた。
私も女の子の気を紛らせるため、鞄についていた人形であやしたりもしたが、悔しいことに女の子はどちらかと言えば名執さんになついている。