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あなたの面影
第5章 願望
女の子の母親はほどなく迷子センターにやって来た。
母親を見るなり女の子は「ママッ!!」と叫んで飛び付く。
母親は何度も私と名執さんにお礼をのべて女の子と一緒に迷子センターを出ていった。
迷子センターから出る間際に「バイバーイ」と手を振った女の子の笑顔が嬉しかった。
名執さんもにっこり笑顔で「バイバーイ」と手を振り返す。
何だか嬉しくて、私もりっちゃんにずっと手を降り続けていた。
「あーあ。やっぱ母親には敵わないな。あんなに俺になついてくれてたのに母親来たらすぐ飛んでいっちゃうんだからな」
母子が見えなくなるまで見送ると、一仁さんがそう呟く。本気で拗ねてる顔が可愛い。
「何と張り合ってるんですか、それ」
心の底からおかしくて笑ってしまう。
母親を見るなり女の子は「ママッ!!」と叫んで飛び付く。
母親は何度も私と名執さんにお礼をのべて女の子と一緒に迷子センターを出ていった。
迷子センターから出る間際に「バイバーイ」と手を振った女の子の笑顔が嬉しかった。
名執さんもにっこり笑顔で「バイバーイ」と手を振り返す。
何だか嬉しくて、私もりっちゃんにずっと手を降り続けていた。
「あーあ。やっぱ母親には敵わないな。あんなに俺になついてくれてたのに母親来たらすぐ飛んでいっちゃうんだからな」
母子が見えなくなるまで見送ると、一仁さんがそう呟く。本気で拗ねてる顔が可愛い。
「何と張り合ってるんですか、それ」
心の底からおかしくて笑ってしまう。