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非モテ連合国
第2章 バイト

何も買わずに廃人のような表情で帰路に着く田中。
非常に気の毒である。
すれ違う人々は無駄に距離をあけ、話していたものは会話を止めて素通る。
そして背後から聞こえるくすくすという笑いに心痛めることなくとぼとぼと歩き続ける。
アパートに着くなりベッドに座り込み、しばらく俯く。
心の奥底から沸き立つもやもやを吐き出すために、布団に顔を埋めて発狂する。
「うえぇあああああああぼええぇぇええぇ!!」
普段の自信がないような声とは正反対のビッグボイス。
すぐさま両隣から壁ドン。
構わず吐き出す。
「んほおおおお畜生ぉぉぉぉぉあああああまんこああああああ!!」
もう見るに耐えない。
クズ人間コースまっしぐらだろう。
これから犯罪をしまくり人生終了だろう。
だが違った。
次の日、またもやチャンスが舞い降りる。
非常に気の毒である。
すれ違う人々は無駄に距離をあけ、話していたものは会話を止めて素通る。
そして背後から聞こえるくすくすという笑いに心痛めることなくとぼとぼと歩き続ける。
アパートに着くなりベッドに座り込み、しばらく俯く。
心の奥底から沸き立つもやもやを吐き出すために、布団に顔を埋めて発狂する。
「うえぇあああああああぼええぇぇええぇ!!」
普段の自信がないような声とは正反対のビッグボイス。
すぐさま両隣から壁ドン。
構わず吐き出す。
「んほおおおお畜生ぉぉぉぉぉあああああまんこああああああ!!」
もう見るに耐えない。
クズ人間コースまっしぐらだろう。
これから犯罪をしまくり人生終了だろう。
だが違った。
次の日、またもやチャンスが舞い降りる。

