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非モテ連合国
第2章 バイト
バイトも終わり、さて服屋に向かおうとなったとき女性のアルバイトが挨拶してきた。

「お疲れさまです」

「あ、お、お疲れさ@¥};(後半解読不能)」

顔を赤くしてそそくさとコンビニから出る童貞。

しばらく歩き、ふと思う。

(可愛いなぁ、美沙ちゃん)

性格も容姿も良い"原 美沙"を田中は意識していた。

(でもあんな可愛いなら彼氏120%いるよな……俺みたいなレベル1の男なんか眼中にないだろうし……)

こうやってリスクを回避してきた。

戦わずして負けを選択するのだ。

これが長年カノイナドウテイで生き残ってきた秘訣。

自分を卑下し、これが現実だと思い込み、オナニーに逃げてきた。

(身の丈にあった女しかいねぇ……妥協ってやつだ……)

勝手に思考して落ち込み、生気のない目で帰宅する。

「服買う気失せたわ……飯食ってオナニーして寝よ」

嗚呼なんとも惨めな男、田中正樹。

しかし次の日、転機が訪れる。
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