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非モテ連合国
第2章 バイト

朝、田中はいつもより30分近く早くバイト先に着いてしまっていた。
彼は焦っていた。
なぜなら非コミュだからである。
休憩室で他のバイトと談笑なんてのは苦痛だったのだ。
だから時間ギリギリに到着していた。
それがモテない要因でもあるが、これも仕方がない。
彼は男友達も少ない。
長澤と他県に上京した冴えない男、この2人だけである。
学生時代、奇跡的に得た友なのだ。
田中はこれを大切に大切にしている。
だから友達が増えないのだ。
この2人が友達でいてくれればいいとさえ思っている。
なので人見知りが捗る。
「くそ……道草食おうかな? ……やっぱ止めよ」
とぼとぼと入店する田中であった。
彼は焦っていた。
なぜなら非コミュだからである。
休憩室で他のバイトと談笑なんてのは苦痛だったのだ。
だから時間ギリギリに到着していた。
それがモテない要因でもあるが、これも仕方がない。
彼は男友達も少ない。
長澤と他県に上京した冴えない男、この2人だけである。
学生時代、奇跡的に得た友なのだ。
田中はこれを大切に大切にしている。
だから友達が増えないのだ。
この2人が友達でいてくれればいいとさえ思っている。
なので人見知りが捗る。
「くそ……道草食おうかな? ……やっぱ止めよ」
とぼとぼと入店する田中であった。

