この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第8章 手段は選ばない

残った零はマットの上で長い脚をぶらぶらと動かしていた。

そして茜が体育館を飛び出したごろに、彼は倉庫を出ていく。



ガチャン──



電気を消した倉庫は真っ暗で何も見えない。



「…ハァ…ハァ、帰ったか…」

零が立ち去ったのを確認して倒れていたひとりの男が顔をあげた。


──男は気絶したふりをしていたのだ。



彼は暗闇のなか、手探りで自分のスマホを荷物から引っ張りだし、電話をかける。



「──…ハァ、オイっ、今からそっちに行くみたいだ……。あ?それが…っ、男じゃなくて女だ! 」


通話の相手は先ほどと同じようだ。



「…ああ、黒髪の女だ……たぶんそっ」


「──誰と話してるの?」





「──…!!」




耳に当てていたスマホがいつの間にか抜き取られていた。


気が付かなかった──


まだ奴は倉庫を出ていなかったなんて。



/613ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ