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《番犬》が女に戻るとき...
第11章 カリスマな御三人



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《靴箱にラブレター》

凰鳴女子校の古くからの伝統?なのだが
今では男子生徒もこの風習にのっかっていた。


入れる人間は学園中に溢れている

しかし入れられる側はだいたい固定されている。



「直接、口頭で伝えてほしい…!」


「茜ちゃん最近多いわねぇ」


昼食の時間

いつかと同じように屋上で食べようとしていた茜と梗子だったけれど、雨が降って湿っていたので、梗子の提案で生徒会室に来ていた。

いつもの重箱弁当の包みをほどき、弁当と一緒に鞄から出てきた手紙たちを眺めながら茜が悪態をついていた。


そんな彼女をよそに

梗子は穏やかに微笑んでいる。



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