この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第12章 そういうの いらない

自分の右手を包帯越しに掴む二つの小さな手を

零は目を細めて見つめる。


「付き合ってください…篠田くん」


「──…!?」


「いまはわたしのこと眼中にないかもしれないけど…!! これから付き合って、一緒にいれば何か変わるかもしれないから…っ」


「…付き合う?」


「…それとも他に好きな子がいるの?」


零のことを諦めきれない絵美が
意を決して告白した。

一緒にいれば、好きになってくれる日がくるかもしれない。あなたにとって特別な存在になれるかもしれない。


“ もし誰か他の想い人がいないなら、わたしにだってまだチャンスはあるはず…!”


普段は大人しい目な性格の彼女だが、恋になると意外にもたくましかったようだ。



「──…」

零は顔をあげて彼女をもう一度伺った。


真剣な目が自分をじっと見つめてくる…
力強く手を握ってくる…。


──彼女の本気が零に伝わってきた。



「君は俺と付き合いたいの?」


「…うん…!! 」


彼女は大きく頷いた。






/613ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ