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《番犬》が女に戻るとき...
第1章 生徒会の番犬
「ほぉーーー」
「──…!!!」
「……それほど素晴らしい読み物なら、是非とも私も見てみたいものだ」
「…ッッ…え、え、え、ヤバ」
「──それをよこせ」
交渉は中断
緊急事態発生
「……っ」
速やかに逃走してください
「逃げるぞ!!!」
「させるものか」
緊急逃走指示にしたがい駆け出した二人組だったが、目にも止まらぬ速さで回り込まれた。
「…たっ…隊長!逃げられません!」
「諦めるな!せめてサクラちゃんだけでも死守するんだ!!」
「五月蝿い」
バシッ
「あ~~~」
そして非情なことに…男子生徒の鞄ごと
愛しのサクラは奪われてしまった……。
(泣)
________完