この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第21章 秘め事

「…ハァ、それは嘘じゃないだろうな」

「うん」

「──…」

「……?」


シャツの襟を捻りあげていた手の力をゆるめたものの、茜は零を離さなかった。


まだ話すことがあるだろう

茜の目はそう言っている。



「…どしたの?」

「お前があっさり答えたのが妙に納得できない」

「──…『さっさと全て話せ』って言ったの茜さんだよね?」

「確かに言った」


どこまでが冗談でどこからが本当なのか、もはや検討もつかないけれど

仮に零の言葉を信じるならば、どうしても腑に落ちないことが今の彼女にあった。



「──…何故、隠してきた」


「聞かれなかったから」


「……」



違う、篠田はまだ誤魔化そうとしている。



「隠してきた…そこに何か事情があるなら、無理に聞き出すようなことはしないけどな」


ハルクのこともあって

嫌でも敏感になる自分がそこにいた。



/613ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ