この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第26章 訣別

今日、ここで会うことになったのは梗子の提案だ。

話したいことがあると、茜に連絡したのが彼女だった。

冬の風は肌に冷たく

二人は立ち話を切り上げて喫茶店に入った。





「わたしね、24日にハルク君とお出掛けしようと思うの」


「…そうか」


「……反対しない?」


「ああ…」


喫茶店に入った二人は、一番奥にある落ち着いた照明の席に通された。そこは誰がどう見ても、カップル専用の席だったが──。

紅茶を注文するだけ先にして、報告をした梗子。

彼女は茜の猛反対を予想していたようだったけれど、それを聞いた茜は頷いただけだった。



「篠田に…言われたんだ。二人のことに首を突っ込むのは野暮だと」

「篠田くんが…?」

「ハルクへの警戒は今も変わらない、けど…」


茜は言葉を止める。


ハルクを…男を警戒するあまり

自分は梗子に窮屈な思いをさせてきたのではないか

彼女はそう考えていた。



/613ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ