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第1章 レンズの向こうの『彼女』①

物凄い疲労感に襲われ、倒れ込むように椅子の背もたれに身体を預けた。

部屋の中には、僕の荒い息遣いが響き、今だ高鳴る心臓の音すら聞こえてきそうだ。

虚ろな視線で空中を見つめながら、今まで感じたことのない快感の余韻にしばし浸っていた。

僕の右手と下半身は、放出した精液と体液でどろどろになっている。

深呼吸をし、それらをティッシュで拭き取ると、トランクスを急いで上げて僕は再度望遠鏡を覗き込んだ。