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第4章 つながる喜び

「ごめんね、杉原さん…」


「どうして？」


「だって、うまくできなかったから。


それに、ぼくばっかり気持ちいい思いしてたみたいで…」


吉川はうなだれた。


「そんな、謝らないでいいよ。


私、吉川君と一つになれて嬉しかったもの」


こと子はにっこり笑った。


オナニーの時のようには感じなかったが、


彼女は吉川との行為自体に満足していた。


「杉原さん…！


今度は、もっと気持ちよくさせてあげるね、きっと！」


「ありがとう、じゃあ、またね」


「また…」


こと子は、妙に爽やかな気持ちで帰路についた。