パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第23章 10年後

明け方、ようやく眠りについた和也を残し、ホテルからガニ股になって出て行く夏子の姿があった


7時過ぎ、和也もホテルから出て帰路についた


ちょっと、やり過ぎたかな、月曜日謝らないとなぁ


そんな事を考えながら歩いている和也の背後からハイヒールの音が聞こえてきた


あらあら、入社早々、もう朝帰り


振り返らずとも、足音と声で誰なのか和也にはわかった


ずっと、待ってたんですよ、彩香さん


えへへ、ごめんね、急にいなくなって、また、急に現れちゃって


僕、彩香さんとの約束、ちゃんと守ってますよ


そう、偉いわね、和也君


彩香さん、僕との約束、憶えてますか


わたし、もう30代中頃のおばちゃんよ


僕には彩香さんしかいないんです