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『うぅ』としか鳴けない
第7章 妖艶な淫乱貪欲被虐奴隷
『御主人様…』

鬼畜な主が、鮮明に記憶にある灯子は、今、ここにいる主がどちらの状態なのか、内心ヒヤヒヤである。


『灯子、見てごらん。すっかり綺麗になっただろう?』


鏡に映る灯子は、主の言う通り、あの惨たらしい傷や痣はすっかり消え、元の灯子の躯を取り戻していた。


『な?俺が惚れた灯子そのままだ。』


しかし、灯子はまだ不安で、自然な笑みが浮かべられない。

主は、ゆっくりと風呂に入っておいで、と言う。

とにかく、灯子はバスルームへと向かった。

フラフラするが、特にどこがどう ということもなく、その点には安堵した灯子。


バスタブには薔薇の花びらが浮かべてあり、薔薇の香りに癒された。



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