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『うぅ』としか鳴けない
第8章 苦い過去の記憶
『いや、その必要はない。帰りなさい、君は不合格だよ。』
『何故っ!?何故不合格なの?私は貴方の調教に耐える自信があるわっ!鞭も蝋燭も、緊縛や吊りだって!』
『いや、耐えられないよ。あ、君じゃなくて、僕がね。』
『わからないわ!貴方はまだ私の裸体すら見ていないわ!』
『わかった。ここに座りなさい。』
主の向かい側のソファーを指差した。
落ち着きなさい、と、ハーブティーを出して、主は話しはじめた。
『瑞葉。君は不合格だよ。立たされている間中、早く裸になれ!と言って。土下座しろ!と言って。と、自分の妄想の中の奴隷ばかり考えていたね?そして、手を出さない、口も聞かない僕に、苛立つばかり。そうだね?』
『え、えぇ…』
『何故っ!?何故不合格なの?私は貴方の調教に耐える自信があるわっ!鞭も蝋燭も、緊縛や吊りだって!』
『いや、耐えられないよ。あ、君じゃなくて、僕がね。』
『わからないわ!貴方はまだ私の裸体すら見ていないわ!』
『わかった。ここに座りなさい。』
主の向かい側のソファーを指差した。
落ち着きなさい、と、ハーブティーを出して、主は話しはじめた。
『瑞葉。君は不合格だよ。立たされている間中、早く裸になれ!と言って。土下座しろ!と言って。と、自分の妄想の中の奴隷ばかり考えていたね?そして、手を出さない、口も聞かない僕に、苛立つばかり。そうだね?』
『え、えぇ…』