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『うぅ』としか鳴けない
第10章 灯子 第三章
中断の後、現れた灯子は、発狂しそうな悶えの中、逆さ吊りにされた。

男達は 逆さまの灯子めがけて、針先の短い吹き矢を吹いた。

灯子がのけ反る度に、躯が揺れ、クルリと回る。

灯子の躯は吹き矢の的となり、至る所に刺さっていく。

『うぅっ!ああっ!』

それほど痛くないはずだが、それでも大量の針が、所構わず飛んで来ては刺さる。ましてや逆さ吊り…

やがて、針によって切れたビニールテープに、血が滲み、見た目の残虐さには目を覆いたくなる。

逆さまのまま、一本一本針が抜かれた。

巻かれたテープはボロボロなのだが、剥がすことはなく、次へとプログラムは続いた。



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