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『うぅ』としか鳴けない
第10章 灯子 第三章
腕枕の中
『手紙…難しいわね。それに、この躯。両親が見たら、気がふれるか、卒倒しちゃうんじゃないかしら……』
『会わせたい男がいる、とだけ告げて、日を決めて一緒に行くか?』
『うんん、やっぱり、私が行くわ。それから貴方を会わせたいの。』
『怖い?』
『そうね…怖い…わね。でも、私、後悔してないの、あの家を出たことも、この生活も、ね。だから大丈夫。明日、電話する。そして、行くわ。』
『ねぇ、琢磨さん?』
『ん?』
『少しの間、帰って来れないかもしれないけど、待っててくださる?』
『ああ、もちろんだ。連絡をくれ。朝でも夜でも、夜中でも明け方でもいつでもいいから。』
『ええ、解ったわ。』
『手紙…難しいわね。それに、この躯。両親が見たら、気がふれるか、卒倒しちゃうんじゃないかしら……』
『会わせたい男がいる、とだけ告げて、日を決めて一緒に行くか?』
『うんん、やっぱり、私が行くわ。それから貴方を会わせたいの。』
『怖い?』
『そうね…怖い…わね。でも、私、後悔してないの、あの家を出たことも、この生活も、ね。だから大丈夫。明日、電話する。そして、行くわ。』
『ねぇ、琢磨さん?』
『ん?』
『少しの間、帰って来れないかもしれないけど、待っててくださる?』
『ああ、もちろんだ。連絡をくれ。朝でも夜でも、夜中でも明け方でもいつでもいいから。』
『ええ、解ったわ。』