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『うぅ』としか鳴けない
第23章 支配する側 フリートーク
デートの約束の日、慶子はノーブラノーパン、ミニスカ、なま足でやって来た。

『汗かいてるね。顔もあかいよ?』

『恥ずかしくて…』

『えっ?恥ずかしいの?変態のくせに?』

『や、やめてっ…』

『コーヒー飲もうよ、買ってきて。』


こんな恥ずかしい格好で、電車に乗って来たはずなのに、ものすごくモジモジしてる慶子。


『はい、ブラックでいいのよね?』

『うん、ありがと。』
『ねぇ、座んなよ。』

『う…ん…』

『見えてる!エローい!』

『亮の意地悪…』

『アハハ…コーヒーおごってもらったお礼に、いいもの買ってあげるよ(笑)行こ。』



『これに着替えてよ。』

『亮…』

『出来ないの?ふ〜ん。』

『着る…』

『えっ?聞こえない。』

『着ます!着てきます。』

『ん。じゃ、バッグ持っててあげる。あそこにいるからね!』



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