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『うぅ』としか鳴けない
第24章 支配される側 フリートーク
クラブに来ていた50代の男に見初められ、澄子は後に、その男の愛人になった。

クラブを辞め、男の用意したマンションに移った。

眺望の素晴らしい高層階のその部屋は、とても広く、調度品も揃えられ、あとは家主を迎えるばかりとなっていた。

『旦那様、ここは、いくらなんでも私には分不相応ですわ……』

『澄子、ここは、私の家だ。お前の家ではない。間違えるな!』

『おっしゃることが……』

『お前の部屋は、この中に用意してある。心配は要らないよ。さあ、こっちだ。』

『あ……』

『私の愛人になるということは、慰み者になるということだ。』

部屋全体が檻。
いろいろな器具や道具。
磔台や、仕切りの無いトイレ……

隠し扉の中にも、あらゆる拷問具が取り揃えられていた……

『澄子、世界一の隷女になりなさい。』


澄子は、何一つ理解出来ず、呆然と立ち尽くしていた。
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