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第3章 不良女子奈津美の啖呵-前編-

「奈津美ちゃん…マジで言ってんの？」

陸軍の最終試験も終わり、後は合格通知と卒業を待つだけの俺に危険なミッションが付与されようとしているのだ。


無造作に俺の前の席の椅子に座り、金髪の不良少女で幼馴染の鬼山奈津美に問いかけた。


この高校には普通科と理数科、家政科がある。

普通科は優秀、理数科は優秀とバカの間、家政科は大バカとグレードがある。

家政科は女子しか入学できないので大バカのレッテルを貼られるのだが、奈津美ちゃんは家政科でも頭がいいと思っていた…中学校では優秀な生徒であったからだ。

でも、今の奈津美ちゃんは金髪にピアス、ロングスカートで制服であるセーラー服を着崩す…