パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 不良女子奈津美の啖呵-前編-

ブルルンッ！ブルルンッ！

ブルンブルンブルンッツ！


駐輪場からバイクの爆音が聞こえてくる。

この学校はバイク通学がOKなのだ。

だが、制限がある。
スクーターかカブのみ。


奈津美ちゃんの原チャリはマフラーに穴を開けて爆音がなるようになっている。

迷惑な話だ。

まさか…１人で突っ込む気か？


奈津美ちゃんらと敵対する勢力は、町で一番の暴走族チームである。

この町の暴走族は総長同士のタイマンで勝った側の傘下に下るのが慣わしである。

最近は『海老原孝一』という男が乱立する暴走族をまとめ上げ、自分の傘下ではない暴走族や不良グループを潰しているそうなのだ。