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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第1章 プロローグ~最大級のモテ期!?~
俺の名前は川端隼人(カワバタハヤト)。
高校二年生のどこにでもいるような平凡な男子...という使い古されたフィクションの設定がピッタリ当てはまる程普通の男で、スポーツが得意でも苦手でも無く、成績も中の下、容姿にもチャームポイントなんて無い。
そんな俺の唯一突出した特徴が....学校一モテるという事だ。
いや...マジで、自慢とかじゃなくてさ?もう完全に一つの真実なんだわ。
女に少し優しくしたら、それだけで明らかに俺を見る目が変わるし、普通に生活しててもフラグが立ちまくる。
しかし...俺は高校入学から今まで、結局彼女の一人すらできなかった。
ヘタレじゃないぞ?ただ大勢の美女に囲まれると...その中から一人を選ぶなんて...
そんな考えが纏わりつき、女達のアプローチを鈍感のフリして受け流し続けてしまったんだ。
でもそれでいいのか?こんなモテ期なんてもう一生来ないだろ!!
ここまでモテるのに未だ童貞なんて、他のモテない男子にも失礼じゃないか。
女達は俺が少し引くくらい...一途だ。
もう他の女に手を出したくらいじゃ俺のモテ期は終わらないだろう。
一人を選べないなら...何人も選べばいいだけの事だったんだ...