この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第24章 《巻の弐―夢を売る男―》
 全く、この人通りの多さは尋常ではない。こんな往来に小さな子ども一人で放り出すなんてと、泉水は憤慨めいた気持ちを抱きながら駆け出していた。
 年端もゆかぬ幼子が一人で泣いているというのに、道行く人は誰も声をかけるどころか、振り向こうとさえしない。これだけの多くの人が歩いている天下の往来での出来事なのに、何と薄情な人々の多いことか。
「江戸っ子気質も落ちたもんよね。泣いている子どもをろくに気にかけてやる人もいないっていうんだから」
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ