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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第25章 《巻の参―真(まこと)―》
「おつやちゃん?」
「お姉ちゃん、おっかさんにいつになったら逢えるのかなあ。あたし、もう三月(みつき)もおっかさんを探してるのに、おっかさんがどこにいるのかも判らないんだよ? もしかして、おっかさんは、もう死んじゃったのかな」
しゃくり上げるおつやを泉水は懸命になだめた。
「大丈夫だよ、さっきの女のひとがおっかさんの仲良くしていたって人を教えてくれたから。明日はお姉ちゃんがおもんさんのところに行ってくるからね」
「お姉ちゃん、おっかさんにいつになったら逢えるのかなあ。あたし、もう三月(みつき)もおっかさんを探してるのに、おっかさんがどこにいるのかも判らないんだよ? もしかして、おっかさんは、もう死んじゃったのかな」
しゃくり上げるおつやを泉水は懸命になだめた。
「大丈夫だよ、さっきの女のひとがおっかさんの仲良くしていたって人を教えてくれたから。明日はお姉ちゃんがおもんさんのところに行ってくるからね」