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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第32章 《巻の四―散(ちる)紅葉(もみじ)―》
 泉水は立ち上がり着物を身にまとい、帯を締めた。続きの板の間に行き、三和土に降りて、表の戸にしっかりと心張り棒がしてあるのを確認する。それで初めてひと心地ついたような気がして、改めて板の間に戻った。
 囲炉裏には炎が勢いよく燃えている。温かな火の温もりに包まれていると、先刻の出来事が悪夢としか思えなかった。用心のために湯殿の小窓を閉めた方が良いとは判っていたが、今、あの場所に引き返す勇気はなかった。
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