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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第38章 《巻の壱―別離―》

惚れていれば、寄り添い合って互いの温もりを感じるだけではいけないのか―、常に身体を求めてくる泰雅に、泉水は抵抗感を感じ、いつしか泰雅の烈しすぎる愛情が怖ろしくなってきた。
泉水が泰雅を拒めば拒むほど、泰雅は泉水を責め苛む。そんなことが続き、泉水はついに榊原の屋敷を出た。良人の眼を逃れ、江戸から離れた近在の村に隠れて住んでいたのだが、また泰雅に見つかってしまった。またしても泰雅に手込めにされた泉水はその一夜で懐妊する。
泉水が泰雅を拒めば拒むほど、泰雅は泉水を責め苛む。そんなことが続き、泉水はついに榊原の屋敷を出た。良人の眼を逃れ、江戸から離れた近在の村に隠れて住んでいたのだが、また泰雅に見つかってしまった。またしても泰雅に手込めにされた泉水はその一夜で懐妊する。

