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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第39章 《巻の弐―黒い影―》
 暑い盛りにさえ、障子戸もすべて閉て切り、部屋の中の空気が熱気を孕み、ねっとりと淀んでいる。昼下がりにも拘わらず、泰雅はほんのりと酔いに眼の淵を赤く染めていた。その脇には、若い腰元が一人侍っている。二十歳そこそこの、美人ではないが、白の白い大人しげな風情の娘だ。泰雅はいかにもけだるげに脇息にり寄りかかり、空になった盃を無造作に差し出す。すると、傍らの腰元が慌てて銚子を捧げ持ち、空の盃を満たした。
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