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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第39章 《巻の弐―黒い影―》
 脇坂は深く頭を垂れた。そのまま膝行して下がり、静かに襖を閉めた。
 静かに襖が閉まった刹那、泰雅は憤懣やる方なしといった様子で、盃を襖に投げつけた。
 まだ半分ほど残った酒が零れ、襖に滲みが広がった。
 傍らに控えた腰元が〝ひっ〟と小さな悲鳴を上げた。泰雅は怯えの表情を浮かべる腰元をじっと見つめた。突然、抱き寄せようとして、改めてしげしげと女の顔を見つめる。直に端整な面を失意と絶望がよぎった。
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