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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第45章 《巻の参―変化(へんげ)―》
まるで地獄の底から響いてくるような笑い声を上げながら、泰雅は少女を抱いたまま廊下を歩き去ってゆく。
その哄笑に混じって、少女の泣き叫び、助け求める声が響き渡る。泰雅はこれ見よがしに、途中で立ち止まり少女の口を吸い、くつろげられた懐に手を差し入れて乳を揉んだ。少女からひときわ大きな泣き声が洩れる。
泉水は、地獄絵のような光景から思わず眼を背けた。少女と泰雅の姿が廊下の曲がり角に消える前に、その場を逃れるように部屋に飛び込み、障子を閉める。
その哄笑に混じって、少女の泣き叫び、助け求める声が響き渡る。泰雅はこれ見よがしに、途中で立ち止まり少女の口を吸い、くつろげられた懐に手を差し入れて乳を揉んだ。少女からひときわ大きな泣き声が洩れる。
泉水は、地獄絵のような光景から思わず眼を背けた。少女と泰雅の姿が廊下の曲がり角に消える前に、その場を逃れるように部屋に飛び込み、障子を閉める。