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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第45章 《巻の参―変化(へんげ)―》
今朝、奥へやって来た泰雅が廊下を歩いていたところ、向こうから歩いてきた千紗とすれ違ったのである。運命とは皮肉なものだった。泰雅がそのような好機をみすみす逃すはずがない。かつては〝今光源氏〟と異名を取ったほど、女には手の早い男だったのだ。
そして―、千紗は泰雅に近くの部屋に連れ込まれた。手込めにされようとしていたところを辛くも逃れた。泉水が目撃したのは丁度、そのときだった。が、結局、泉水は泰雅に連れ去られる千紗を見て見ぬふりをし、千紗は泰雅に今度こそ犯された―。
そして―、千紗は泰雅に近くの部屋に連れ込まれた。手込めにされようとしていたところを辛くも逃れた。泉水が目撃したのは丁度、そのときだった。が、結局、泉水は泰雅に連れ去られる千紗を見て見ぬふりをし、千紗は泰雅に今度こそ犯された―。