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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第50章 《巻の参―臥待月の夜―》
時にふっと我を忘れて、男の前で大胆に脚を開く自分に気付く。あられもなく声を上げ、あまつさえ自ら男を誘う女もまた泉水自身であるはずなのに、その自分を別人のように冷めた眼で冷ややかに見つめているもう一人の自分が心の中にいる。
泰雅は初めて見る泉水の大胆さに愕きながらも、そんな泉水に魅せられ、ますます虜になってゆく。泰雅の寵愛は常軌を逸しているどころか、傍で見ていられないほどになった。
二人で一日中寝所に閉じこもり、情交を重ねる日々が続いた。
泰雅は初めて見る泉水の大胆さに愕きながらも、そんな泉水に魅せられ、ますます虜になってゆく。泰雅の寵愛は常軌を逸しているどころか、傍で見ていられないほどになった。
二人で一日中寝所に閉じこもり、情交を重ねる日々が続いた。