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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第50章 《巻の参―臥待月の夜―》
 その夜、泰雅は宵の口になってから奥向きに渡った。今宵、褥を共にするのは泉水が普段から使っている寝所(私室)である。寝所の隣の居間はすべて障子を開け放ち、泰雅は縁近くに座り、終始、上機嫌で盃を傾けていた。
 泰雅の命で、あらかじめ人払いもしており、今宵は不寝番の奥女中もいない。二人きりの夜であった。
 折しも今宵は伏待月の夜である。冴え冴えとした月に魂までも吸い取られるかのように思えた。
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