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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第58章 《弐》
 維助が簪を渡したのは、その二日後のことであった。
―おとっつぁんほどの男は、そうそういるもんじゃないだろうね。おっかさんにとっては、ただ一人の男さ。
 二日前の夜、思いもかけず、おせん母子のやりとりを聞いてしまって以来、簪を渡そうかどうかと彼なりに随分と思い悩んだのだ。だが、この簪を自分がいつまでも持っていたところで、維助の中の想いは終わらない。いっそのこと、渡してしまった上で己れの胸の内を正直に打ち明けようと思ったのである。
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