この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第61章  《其の弐》 
 小さな愛らしい小花を一杯につけた花房が春の風に微かに揺れていた。この花を見ていると、嫌が上にも我が家を思い出す。十三夜の月の夜、良人と並んで縁側に座って馬酔木の花を眺めたのはつい十日ほど前のことなのに、もう随分と昔のことのように思える。
 こうやって、刻はうつろい、流れ、弥子の中で大切な想い出も風化してゆくのだろうか。そして、同じように、弥子の大切な人々の中でも、弥子や弥子と共に過ごした記憶はいつしか薄れ、消えてなくなってしまうのだろうか。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ