この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第16章 《巻の弐―花―》
 実際、脇坂はまず何よりも榊原の家名を重んじてきた。この男にとって最も重要なのは、連綿と受け継がれてきた名門榊原氏の家そのものであり、恐らくは当主―主君である泰雅さえ、二の次ではないのか。優雅な立ち居ふるまいで部屋に入ってきた脇坂は泉水よりはるかに下座に座り、手をついた。
「奥方さまにはご機嫌麗しく、恐悦至極に存じ上げまする」
 型どおりの挨拶を言上する倉之助に、泉水は笑った。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ