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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第4章 《其の参》
「そりゃア、あんた、いけないよ。自分でもそう思うのなら、早くに医者か産婆のところにお行き。あたしも倅を身ごもったときは悪阻(つわり)が烈しくてさ、ろくすっぽ物が食べられなくて、随分と痩せたんだよ」
 そう言ってから、まじまじと美空を見つめる。
「そう言やア、美空ちゃん、少し痩せたんじゃないかい? まさか、食事も満足にしてないとかいうんじゃないだろうね」
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