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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第7章 第二話【烏瓜~からすうり~】《其の壱》
     《其の壱》

 庭の樹から降るように聞こえてくる蜩の声が何となく忙しない。それでも、真夏を思わせる容赦ない太陽の光にも拘わらず、ふとした拍子に秋の気配を感じることが多くなってきた。
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