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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第7章 第二話【烏瓜~からすうり~】《其の壱》
 智島の言葉を尽くしての諭しに、美空は小さく頷いた。
 ここまで自分を気遣ってくれる智島に、これ以上浮かぬ顔は見せられない。美空が無理に微笑みを作ろうとしたまさにその時、向こうから衣擦れの音が聞こえてきた。
 磨き抜かれたの廊下の彼方から、奥女中の一団がやって来るのが見える。
 智島は美空は、どちらからともなく顔を見合わせる。
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