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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第8章 【烏瓜~からすうり~】 《其の弐》 
 見た目は女と見れば手当たり次第に声をかけて口説く女たらし、つまり軽薄そうな尻軽男に見えるけれど、存外、その双眸は油断なく鋭い光を放っている。
 何の意図があって、突如として美空の前に現れたのか。と、美空の心を見透かすかのように、俊昭がニヤリと口の端を引き上げた。
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