この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第12章 【細氷~さいひょう~】《其の壱》 
―良いか、美空。お前はずっと、人々を包み込む蒼い空のようでいるんだぞ? 何があっても、いつも他人(ひと)を思う気持ちを忘れずに、他人に泣かされることがあったとしても、お前自身はけして他人を泣かせるな。
 父の膝の上に座って聞いたあの科白は、今でもなお、美空の心の奥深くで生きている。
 飾り職人であった父の手は大きくて、指がすんなりと長くて、とてもきれいな手をしていた。数々の繊細な細工を生み出すその手が美空の頭を愛おしげに撫でてくれた―。
 幼い頃の大切な父の想い出だ。
/1332ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ