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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第12章 【細氷~さいひょう~】《其の壱》 
 だが、背中越しにかけた言葉は、空しく遮られ、宙に儚く砕け散った。まるで、美空の孝俊への想いのかけらのように宙を漂い、いずこへともなく消えてゆく。
 美空の顔の直前で、襖が音を立てて閉まった。
 夜陰に沈む紫陽花が淡く発光しているかのように闇の中で輝いている。美空は放心したように虚ろな表情で、月明かりもない庭でひそやかに咲く花をいつまでも眺めていた。

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