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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第13章 第三話 【細氷~さいひょう~】《其の弐》
 いかほどの間、惚けたようにその場に佇んでいたことか。魅入られたかのように、空中で煌めく雪のかけらを眺めていた美空は、その時、己れの頬が濡れていることに気付いた。それで漸く我が身が泣いていたのだと知り、随分と愕いたのを今でも鮮明に記憶している。
 細氷は、それほどまでに美空に不思議な感銘をもたらした。二十年間生きてきて、様々な美しいものを見てきたが、魂を根底から揺さぶられるほどのものを眼にしたのは、そのときが初めてであった。
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