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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第13章 第三話 【細氷~さいひょう~】《其の弐》
 美空が藁靴を脱ぎ、板敷きの間に上がる。雪の中をずっと歩いてきた誠志郎は、被っている菅笠や蓑が雪まみれであった。誠志郎は全身に薄く積もった雪を外で落とした後、美空の後を追うように入ってきた。
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