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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第13章 第三話 【細氷~さいひょう~】《其の弐》
 徳千代はまた我が儘を言って、皆を困らせてはいないだろうか。やんちゃなくせに、身体の弱い徳千代のことだ、風邪など引いてはいないだろうか。
 孝次郞はどれだけ大きくなったことか。
 もう歩くのも上手になったことだろう。
 幼い子どもたちのあどけない笑顔が甦り、胸を締めつける。
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