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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第14章 第三話 【細氷~さいひょう~】《其の参》
 が、智島の折角の心遣いも無駄に終わった。
 孝俊と向かい合った美空は終始黙り込み、ひと言も発しようとはしなかった。頑なな態度を見せる妻を扱いかねたらしく、孝俊もまたひたすら膳のものをつつくだけだった。結局、二人だけの夕餉は、葬式が通夜のような静かな、気詰まりなものになってしまった。
 孝俊は膳のものを半分も残し、さっさと席を立ち表に戻った。その夜は、孝俊のお渡りもなかった。その際、美空の許を訪れた孝俊が小脇に抱えていた書物をそのまま部屋に忘れていったのだ。
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