この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第14章 第三話 【細氷~さいひょう~】《其の参》
「今更謝って許してくれるとは思えぬが、今の俺には詫びることしかできない。俺には、そなたが必要だ。俺はいずれ尾張一国より、よほど重いものをこの身に背負わねばならぬ。そなたにはこれまで以上に苦労をかけるであろうが、それでも、俺は美空と一緒にいたい。そなたの力を俺に貸してはくれぬか? こんな俺だが、改めて言う。俺についてきてくれるか?」
直截な言葉であった。
何より、孝俊が美空を心から必要としているなのだという気持ちが伝わってくる。
直截な言葉であった。
何より、孝俊が美空を心から必要としているなのだという気持ちが伝わってくる。