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せめて夢の中だけでも
第14章 不思議な男
フロアーに出ると
秋雨がど真ん中で何人もの女の子に囲まれている。
バースディケーキやフルーツが置かれて
それを口へと運ばれている。
…見なきゃよかった…
少しだけ後悔の念に苛まれながらも
彼の変わらない笑顔を見つめていた。
誰にでも見せる…あの優しい笑顔。
あのメガネも…パーマも…
髪の色でさえも彼の魅力を最大限に引き出している。
ふと奥にあるテーブル席へと目を移す。
赤いカーディガンを羽織り
いつ見ても美人な彼女は…橘さん。
1人遠くから秋雨を見つめている。
私は橘さんの方へと歩み寄り
隣の席へと座った。
「こんばんは。」
「…斎藤さん。」
彼女は少し驚いた顔をしていたけど
すぐに視線を秋雨へと戻した。
秋雨がど真ん中で何人もの女の子に囲まれている。
バースディケーキやフルーツが置かれて
それを口へと運ばれている。
…見なきゃよかった…
少しだけ後悔の念に苛まれながらも
彼の変わらない笑顔を見つめていた。
誰にでも見せる…あの優しい笑顔。
あのメガネも…パーマも…
髪の色でさえも彼の魅力を最大限に引き出している。
ふと奥にあるテーブル席へと目を移す。
赤いカーディガンを羽織り
いつ見ても美人な彼女は…橘さん。
1人遠くから秋雨を見つめている。
私は橘さんの方へと歩み寄り
隣の席へと座った。
「こんばんは。」
「…斎藤さん。」
彼女は少し驚いた顔をしていたけど
すぐに視線を秋雨へと戻した。